現在の研究テーマ「ショート動画技術の民主化による観光地(ツアー空間)の変容」に対する、研究方法の具体提案必読参考文献リスト


Ⅰ. 社会学の基盤概念

概念 核心問い 代表的理論家・理論 研究への応用例
構造 vs. 行為主体 社会は個人を規定するのか、それとも個人が社会を変えるのか ドゥルケム(社会的事実)、ウェーバー(行為タイプ)、ギデンズ(構造化理論) 労働市場におけるジェンダー格差の持続と変化
社会化 個人はどのように社会規範を内在化するか ミード・クーリー(自我形成)、ブルデュー(ハビトゥス) 移民第二世代のアイデンティティ形成
階層・不平等 資源はどのように配分・正当化されるか マルクス(階級)、ウェーバー(地位・権力)、ブルデュー(資本) 教育達成と文化資本の関連分析
権力・支配 権力はどこに宿るか、いかに作用するか フーコー(ディシプリン)、グラムシ(ヘゲモニー) 監視社会とプラットフォーム資本主義の研究
文化と意味 記号・物語は行為にどう影響するか ゲアツ(厚い記述)、ホール(文化表象) メディア表象が民族関係に与える効果
近代・グローバル化 近代化・脱近代化は社会構造をどう再編するか ウルリッヒ・ベック(リスク社会)、バウマン(流動化) 気候変動をめぐるリスク認識の国際比較

Ⅱ. 研究デザインのフレーム

  1. 研究課題の設定
  2. 理論的枠組みの選択
  3. 方法論的立場

Ⅲ. 主要研究方法の比較表

大分類 代表的手法 データ収集 分析技法 長所 限界
量的 調査(質問紙)、実験、二次統計 構造化質問、公式統計 記述統計、回帰分析、SEM 外的妥当性・再現性 現象の深層意味をとらえにくい
質的 エスノグラフィー、参与観察、半構造化インタビュー、フォーカスグループ フィールドノート、逐語録 グラウンデッド・セオリー、主題分析 現場文脈・過程把握に優れる 主観性・一般化可能性の課題
混合 (MMR) 逐次型(Qual→Quan)、併行型 両方 統合的解釈 補完性・妥当性強化 設計複雑・コスト高
比較歴史 アーカイブ、年表分析 公文書・史料 プロセストレーシング 因果メカニズムの深掘り 資料偏在・反証難
社会ネットワーク分析 名簿、SNS API グラフ指標 構造的関係性可視化 因果推論には補助的
デジタル・メソッド ウェブスクレイピング、ログ分析 パイソン/R テキストマイニング、機械学習 スケールの大規模性 エシックス・バイアス問題

Ⅳ. 研究プロセスの詳細ステップ

  1. リサーチクエスチョン (RQ) の精緻化
  2. 仮説(H)・期待命題の策定
  3. 測定・指標化
  4. サンプリング
  5. データ収集
  6. データ分析