知・真理・社会の再構築に向けて


🧭イントロダクション:何が「ポスト」なのか?

20世紀後半、構造主義によって社会や文化の構造的分析が進んだのち、その分析枠組みを問い直し、脱中心化・脱本質化を促した理論潮流が「ポスト構造主義」および「ポストモダニズム」として登場しました。

本講義では、次の3つの観点からこれらの思想を整理し、現代社会の理解にどう活かすかを考えます。


第1章:実証主義批判から始まる知の懐疑

19世紀~20世紀初頭の社会科学は、自然科学にならい「客観的」「実証的」な知を求めました(啓蒙主義+実証主義)。しかしこの枠組みでは、真理は一元的・普遍的に存在するものとされ、主観や感性、権力関係は排除されてしまう。

→ こうした背景から、「真理」「理性」そのものへの懐疑が始まる。


第2章:構造主義とその内破

🔑構造主義とは

ソシュールの言語学に代表されるように、「意味」や「文化」は一貫した内的法則=構造によって成立しているという立場。

例:レヴィ=ストロースによる親族関係や神話の構造分析(結婚ルールや禁忌には深層的構造がある)

✂️しかしポスト構造主義者たちは問う: